6月18日(火)
旅行サイトを見ていた夫が、新潟のホテルのお得なプランを見つけました。
梅雨入り前でお天気もまずまず、美味しい日本酒でも飲んでこようというわけで、いざ、新潟へ。
朝6時ころ千葉県の自宅を車で出発。
お天気まずまずのはずが、結構な雨😢
でも新潟方面は曇り予報なので天気予報が当たることを祈ります。
新潟観光というと湯沢や苗場のスキー場に行ったことがあるくらいなのですが、昔の豪農・豪商の屋敷や庭がよく残っていて庭園街道と呼ばれているそうで、一度行ってみたいと思っていました。
詳しくは、こちら。
今回は、新潟市周辺のお庭を回ろうと思います。
11時半頃、まず最初の椿寿荘(ちんじゅそう)に到着。
こちらは新潟市から車で1時間ほどの田上町というところにある豪農の離れ座敷です。
明治時代の建築ですが、宮大工による立派な建物は、個人の家とは思えません。
小さいけれどセンスのある庭。
天井や欄間など室内の意匠も手が込んでいました。
田上町には護摩堂山という山があり、紫陽花で有名だそうです。せっかくなので上ってみようということになりました。
入り口横には登山用のポールがあって、無料で借りられます。
標高274mですが、なかなか侮れない急な坂道なので、借りたほうが楽かもしれません。
元々城趾だったそうで、お城の遺構の標識がたくさんあります。
でも、どこが遺構なのか全然わからない😅
頂上に近づくにつれ、だんだんと紫陽花が出現。
まだ咲き始めという感じです。
40分ほどで頂上に到着。
頂上のあじさい園。
見頃はもう少し先のようです。
頂上から少し下ったところにあるあじさい茶屋で一休み。
おでん600円は多分レトルトだと思いますが、雰囲気と眺めが最高で美味しかったです。
テーブルの上にヒマワリの種が入ったお皿があって、シジュウカラやヤマガラが次々にやって来ていました。
往復1時間半くらいの気軽なハイキングで、楽しかったです。
15時半頃新潟市内の旧齋藤家別邸に到着。
こちらは、大正時代に建てられた豪商の別荘です。
(斎藤家は新潟の3大財閥の1つだそう。)
こちらは住宅街の一角にあり、駐車場がありませんが、付近には時間貸し駐車場がたくさんあって困りませんでした。40分200円が相場みたいで安いです。歩いて10分くらいのところにある新潟市美術館の無料駐車場を利用することもできるようです。
入館料は300円。
近くの北方文化博物館新潟分館との共通券は590円でお得です。
建物は2階建てで迎賓館の役割を持っていたそうです。
2階のお座敷も広々。
欄間や天井、窓に至るまでさりげなく凝った作りです。
これみよがしな成金趣味ではなく、見る人が見ればわかる奥ゆかしい意匠の数々を、係の方が説明してくださって、とても興味深かった。
新潟の豪商の文化的レベルの高さが伺えます。
2階から見下ろすお庭の心字池。
こちらも広くはありませんが美しい。
回遊式の庭から見る建物。 無駄な装飾がなく、すっきりスマートです。
さて、少し時間が押してきましたが、せっかくなのでお隣の北方文化博物館新潟分館にも寄ってみます。
こちらも豪農の別荘ですが、文学者の会津八一が晩年に住み亡くなった場所として有名だそうです。
先程の斎藤家が、完全に別荘という役割だったのに比べると、こちらは若干生活感がありますね。
敷地の中に、和風建築の母屋と洋館の離れがあり、会津八一が住んでいたのはこの離れの方だそうです。
終戦直前に疎開という形で新潟に来て、亡くなるまでの10年ほどを新聞社の社長としてここで過ごしたのだとか。
館内にはゆかりの品が展示されていました。
それにしても、会津八一という名前を聞いたのは学生時代以来かも。 なんだか懐かしい。
さて、本日の宿はホテルオークラ新潟です。
朝食付きエコノミーツインが2人で11,550円。
これを見つけて新潟行きが決まったのでした。
ちょっと古いけどゆったりして使いやすいツインルーム。
エコノミーなので信濃川の眺望はありませんが全然OKです。
ホテルのすぐ横にある有名な万代橋。
ここを渡って夕ご飯に向かいます。
ホテルから新潟駅までぶらぶら歩いて20分位。
新潟駅にある有名なぽんしゅ館。
本当は途中で良さそうなお店があったら入ろうと思っていたのですが、結構満席だったりしてここまで来てしまいました。
ぽんしゅ館では日本酒の利き酒ができます。
受付で500円を払いコイン5枚と交換。
表示されているコインの枚数を入れるとおちょこ1杯分の日本酒が出てくる仕組みです。
お酒の他にこんな日本酒ムースもあります。
とにかく種類もたくさんあって、日本酒好きにはたまらない!
ぽんしゅ館の1階には居酒屋もありました。
お刺身も日本酒もとってもリーズナブル。
お通しの野菜につける肉味噌がめちゃめちゃ美味しかった。
二人でお腹いっぱい食べて飲んで、7,766円でした。
日本酒ってふわふわいい気分になりますね。
夜風に吹かれながら、ホテルまでのんびり帰ります。