11月22日(火)
京都からの帰りに、滋賀県の日吉大社に寄って行くことにしました。
10時頃ホテルを出発。三条通りを大津に向かっているところで、将軍塚青龍殿があることを思い出し、更に寄り道をすることに。
将軍塚は京都市内からの交通の便があまり良くありません。
バスは、シーズンの土日の臨時便を含めても1時間に1本程度。
観光タクシーを利用している方がほとんどでした。
10年以上前にライトアップで来たことがありますが、その時にはなかった立派な建物が移築され、東山の青蓮院の別院として、国宝の青不動画像をお祀りしています。
実物は御開帳のときにしか見られず、普段はレプリカですがそれでも平安時代の息吹が伝わってくる素晴らしい仏画でした。
本堂の裏には立派な舞台があり京都の街を一望できます。
更にその奥にある将軍塚は、平安京ができるときに都の繁栄を願って巨大な人形を埋めた塚なのだとか。
将軍塚横の展望台は五山の送り火見物の特等席だそうです。
(観光タクシーの運転手さんの説明の又聞きです😝)
庭園はまさに紅葉の最盛期。
青蓮院の本院からハイキングもできるそうなので、色々楽しめそうです。
12時頃将軍塚を出て日吉大社を目指します。
日吉大社は、比叡山に滋賀県側から上るときに利用する比叡山ケーブルの麓駅・坂本の直ぐそばにある延暦寺の守護神です。
仏教のお寺に守護神があるのも面白いですが、延暦寺を開いた最澄は坂本出身で、子供の頃から日吉大社に親しんでいたご縁だそう。
こちらも紅葉がきれいです。
大きく3つの神社に分かれていてそれぞれに本殿や能舞台があります。
だいたい安土桃山時代末期から江戸時代初期にかけての建物で、国宝か重要文化財に指定されています。
見どころ満載なのに、人は少なく拝観料は300円と良心的。
駐車場代も平日はタダ!
おすすめの紅葉スポットです。
日吉大社の駐車場に車を停めたまま周辺の散策をしても良いそうなので、隣の旧竹林院を覗いてみることに。
ここは、比叡山の僧侶が老後に住む隠居所だそうです。
いくら荒行を積んだ僧侶といえども、歳をとってあの比叡山の厳しい環境は辛いですよね。
坂本にはこうした隠居所がたくさんあったそうです。
座敷から流行りの床もみじみたいな写真が撮れます。
座敷にあるテーブルにカメラをのせて撮ると床もみじに見える仕掛けです。
なかなかのアイデアですね。
入場料330円で人も少なく、京都の有名なお寺に比べコスパがいいです😄
紅葉を巡る2022年の旅もそろそろ最終盤。
最後に少しだけライトアップを見ていこうということになりました。
向かったのは、琵琶湖の東側、近江八幡近くの永源寺というお寺です。
人が少なくて静か。幻想的です。
私のカメラではこれが限界なので、最後に夫のカメラから借りました。
10月からあちらこちらをまわってきた今年の紅葉旅。
日本って美しい国なんだな、日本に生まれて幸せだな、ということを再確認できた旅でした。